1949-04-23 第5回国会 衆議院 労働委員会 第7号
從つて生産増強は困難である。しかも実際問題として、いやおうなしに失業者の発生が増大する傾向にあるので、早急にこれが対策を急務と考えておるのであります。政府としましても、昨年度に引続き、公共事業の実施について、法律的な失業吸收を考慮するとか、失業保險法の改善強化を実施するとか、種々苦慮いたしておるわけであります。
從つて生産増強は困難である。しかも実際問題として、いやおうなしに失業者の発生が増大する傾向にあるので、早急にこれが対策を急務と考えておるのであります。政府としましても、昨年度に引続き、公共事業の実施について、法律的な失業吸收を考慮するとか、失業保險法の改善強化を実施するとか、種々苦慮いたしておるわけであります。
從つて生産増強の根源てるこれらの資材につきまして、確固不抜な、しかも不退轉な間違いのない農林大臣の御意思を表明していただきたいと思います。
從つて生産増強のためにか、或いは生産の増強に支障があつてもいいのか、その点については今申上げたように、言わずとて明らかで、生産増強のためにこそ今日労働関係法規を改正、改惡すべきでないという意見が生れて來るのであります。
そうして會社法人等の業務の簡素化をし、從つて生産増強にも寄與するということをお考えくださつて、一般貸家などとビルというものを切離していただいて、一つの營業體にしていただく。
從つて生産増強と勞働組合の生活の保障というものをマッチさして進んでいくというところが、私は勞働組合の健全なものである。さらにまた一派の言うように、まず食わせろ、生活を保障しろ、そうでなければ生産増強に協力しないようなことを言う人もありますが、そういうようなのは、私は勞働組合の不健全なものである。このように考えております。
併しながら苟しくも最高の國家意思を決定する國會の決定というものが、右左どちらかに決りますならば、それに從つて生産増強のために勵むということは、これはもう誰しも日本人として、現在の苦しい經濟危機の下において、日本人といたしましては當然やらなくちやならんところの問題であると思うのです。
從つて生産増強を圖る意味においては、勞働者の生産性向上を圖らなければならないことはいうまでもないのでありますが、同時に私は企業面における無駄を省い、てそうして企業の合理化をするということが、産業合理化の前提になるのではないかと考えております。
從つて生産増強についても、ほんとうに團結力というものができてまいりますから、食糧についても、機械についても、すべてのものが外國の御支援を得ないで濟むように、できるだけ一人立ちになつていくということは、かような點から私どもは考え直さなければならぬ。ただ破壞することがよいのではないと私は考えます。いかがでありまようか。